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産前・周産期心理学

産前・周産期心理学

産前・周産期心理学は、周産期に関わるトラウマを扱うワーカー、
妊娠出産をサポーとする方に大変に参考となるものです。

近年における、産前・周産期心理学のめざましい発達により、
胎児や新生児も意識や記憶、感情をもっているという事が明らかになってきました。
ボディナミクスの創始者リズベス・マーカーは、子宮内での体験や出産前後、
新生児の時期に受けたストレスが、その後の心身に大きな影響をおよぼしていることを
長年の研究と臨床経験から明らかにしました。

ごく早期に体験したストレスやトラウマが深いレベルで成長過程に影をおとし、
本人も気づかないまま生涯に渡って作用しているというのです。

新生児の感受性と、大人が見て理解している事柄との間には、大きなひらきがあり、
新生児の主観的な現実をはかることはできません。妊娠期間中の母親の心身状態、
生後まもない乳幼児に対する接し方など、医療的には常識として扱われていることが
大きなストレスの原因となっている事もあります。

身体発達心理学を背景としたボディナミクスの視点から、
産前・周産期の心理と対処について、以下の事柄について学んでいきます。

●新生児の感受性を体験するエクササイズ
●感情とホルモンと赤ん坊への影響
●産前、周産期の問題が、どのようにショックトラウマと関係しているか
●誕生時の経験と赤ん坊に与える刷り込み
●発達トラウマとショックトラウマの違い。なぜ区別する必要があるか
●多くの周産期のトラウマへの理解と対処
●胎生期、新生児のトラウマによって人生に制約を受けている人にいかに対処するか
●家族、母子の境界線への理解
●子宮内での胎児の意識、記憶、感情への理解
●保育器か? それとも母親の腕のなか?


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